ばばこども歯科クリニック

 〒950-2004 新潟市西区平島1-3-2  025-201-3900

 

「子どもから歯科医が好意や親しみを持たれることは仕事のほとんど半分を果たしたことになる」(Raymond,1875)


「歯の治療が終了した後小児患者が泣きながら治療室を出て行くようなことがあれば,どんなによい歯科治療をしてもそれは失敗になる」(McEloy,1895)



開業への思い

下岡教授へ師事して15年,臨床に研究と「チャイルド・マネージメント」をテーマにやってまいりました。年長者にはいつしか定年がやってきます。教授の定年を目前に,師が不在となって自分に何ができるのか考えました。しかし難しい研究に身をおいて,師を離れ理論を発展させていくことなど思い描けませんでした。そうであれば,「これからは臨床に生きる」でした。

大学病院では紹介されてくる患者さんが多いのですが,小児歯科における紹介理由は,「非協力的で治療ができない」といったものが多いのです。

なるほど,一般の歯科医にとって,患者さんが治療を受けたがらないというのは厄介な問題です。口を開けてくれなければ治療を始められないわけですから,子どもをもてあます先生は多いはずです。

子どもたちが恐い思いをして歯科治療を受けている。あるいはいくつも歯科医院を転々としてきた。そんなケースをたくさんみてきました。そうであれば,大学で待っているのではなく,自分が町の中で子どもをみよう。そんな思いになったのです。

 歯の治療をする以前に,子どもがなぜ恐がっているのか,なぜ泣いているのか,まず子どもの気持ちを理解して対応していく。

まさに「人をみる」なのです。





















































院長プロフィール

氏 名

馬場宏俊

経 歴

慶應義塾大学法学部政治学科卒業

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業

日本歯科大学大学院新潟生命歯学研究科修了 博士(歯学)

日本歯科大学新潟生命歯学部小児歯科学講座講師(現・非常勤講師)

所属学会

日本小児歯科学会

日本障害者歯科学会

日本歯科保存学会

資 格

日本小児歯科学会専門医

趣 味

スキー

 競技スキー

 SAJ テクニカルプライズ取得


小児歯科との出会い

歯学部4年生のとき小児歯科の講義が始まりました。哲学的な話の多い教授の講義だったのですが,その中の1つの言葉です。

小児歯科は親役割と一緒である

親の役割とは,ひたすら子を思い無償で献身的に子育てをすることである。子どもの治療というのは苦労が多いばっかりだけど,子どものためには誰かがやらなければならない。オレ(教授)はそういった仕事をしている。そのような意味でした。

親役割」 妙に心に残りました。


病をみないで人をみる

医学を志す者が最初に心に刻む言葉だと思います。 病気をみるだけでなく,人そのものをみなさいとう意味です。 当たり前のことを言っているようでありながら,治療の際に実際何をしたらそうなるのかは抽象的で,いつしか忘れがちになってしまうのではないでしょうか。

「患者さんが歯科医院へやってきて治療を受ける」

当たり前の行動ですが,これが子どもだったらどうでしょう。

「患者さんが歯科医院へやってきたのに治療を拒否する

子どもではそんな矛盾が起こるのです。治療を受けさせようと思っているのは親であって,子どもは連れてこられて不安や恐怖で一杯なのです。大人は嫌ならそもそも歯科医院へ行きませんし,歯科医院を受診したからには治療を受けるわけです。

子どもは素直です。嫌なら泣いたり抵抗します。そういった子どもを相手にすることが私にとって「病をみないで人をみる」だと考えました。


小児歯科医を志すべく,親役割の話を説いた下岡正八教授に弟子入りしました。




座右の銘